№598 輪になって踊る「オドリコソウ」、、。

標高1000メートルを超える山奥の渓谷。
杣道のガレた茶色の岩や石に混じり、また、流れの中に、ハッとするほど白い大小の石がある。
ここでは、その昔、大理石を切り出していたらしい。
そんな名残の大理石片がそこかしこに見られる。
中国雲南省の古都「大理(ダーリー)」の街で見た蒼山山脈から切り出されたという大理石も青白く綺麗だったけど、この谷に落ちている大理石は真っ白で美しい。
また、砂金が採れる沢もあったそうで鉱物資源も豊かな土地だけど、植物好きにとってもこれまた魅力的なところなのです。
何故なら、四季折々、次々に咲き乱れる山野草は数多く、さらにこの地独特の変異を見せて楽しませてくれるのです。


この「オドリコソウ」は、山深い幽谷の底に広がる落葉松林からの木漏れ陽が辛うじて届く鬱蒼とした草叢の中にひっそりと咲いていました。
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ほら、
“輪になって踊ろう♬”
って唄い踊るオドリコソウの声が聞こえてきませんか?


「踊子草(おどりこそう)」は、里では4月、奥山では6月に咲く山野草です。
「踊花(おどりばな)」とか「虚無僧花(こむそうばな)」の別名があるようです。
輪生した花の様子が笠をかぶって踊る踊子に似ていることによるとか、花の着き方が笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似ている、あるいは、扇子を持って菅笠をかぶった踊り子に見立ててこの名がある、などと形容されます。
シソ科の「踊子草」は、若葉は食用になり、根は薬用になるとも言われますが、実用した経験はありません。

里のオドリコソウは群生しているようですが、ここでは疎生です。
思わず手を添えました。
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撮影技術が稚拙なので、薄暗い林床で、微妙な花色を写し撮ることができません。
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点在するように相当数が自生していますが、花色は共通していて濃色花や白花は見当たりませんでした。
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段咲きする個体は少ないようで、それでも下段の花は散ってイガのようになったものもありました。
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環境の異なる別の場所にも見られましたが、同じような花容でした。
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この記事へのコメント

櫻島
2020年06月17日 11:17
踊り子草なる花を見るのも、名前を聞くのも初めての経験です。
薄いピンク色で、輪になって珍しい咲き方をしてますね❗
今年は、九輪草の花はどうでしたか?

渓流釣りの様子も、楽しみにしています🎵❕
彩雲
2020年06月17日 15:12
櫻島 さま
こんにちは♪

残念ながら最高の時季は逸してしまいましたが、それでも多くの草花にも会うことができました。
このオドリコソウも、これまで見たそれとは異なる可愛らしく印象的な花でした。

クリンソウはシーズン終盤でしたが、鮮紫桃色や白色の残り花を目にすることができました。

渓流は渇水状態で、連日快晴の中、イワナの37センチを頭に良型が連続して竿を絞るので増水したらどうなることかと思うほどでしたが、食用とする手ごろサイズを一部キープしただけで釣り上げた殆どを流れに戻しました。
十二分に堪能させて頂いてきました。
2020年06月17日 23:45
こんばんは!
オドリコソウは奥山では6月に咲くんですね。平地では4月下旬頃に咲いていました。こちらでは白花が群生し、たまにピンクの花が咲いていました。
名前のように輪になって踊っているようで可愛いですね。
彩雲
2020年06月18日 08:26
eko さま
おはようございます♬

東北の山奥では、鬱蒼とした原生林の林床に繁茂する緑の草の中に、ポツンポツンと点在して咲いていました。
オドリコソウの声が聞こえてきそうな、実に印象的な風情を醸しておりました。
淡いピンクの花ばかりで、白花はありそうでありませんでした。

コメントありがとうございました。