№561 ヤマブシタケ、、。

津南の山でキノコ狩りpartⅡの今回は、ヤマブシタケ(山伏茸)。
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前回のマスタケ同様、ヤマブシタケはキノコ狩り本来目的のキノコではありません。



ホテルの朝飯をしっかり食べてエネルギーは満タンで山に入りました。
木々は色付き、落ち葉がフワフワに積もった杣道をカサカサと音を立てながら踏み歩くのは楽しいものです。
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時々、強い獣臭を感じ、立ち止まって眼を凝らし耳を澄ませます。
真新しいカモシカの足跡があります。
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杉木立の日陰でツルリンドウが赤紫の艶っぽい実を着けていました。
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ユキツバキの茂みの目立つ斜面を抜けると、モミジの木の多いことに気付きます。
モミジは漢字にすると紅葉ですが、津南のモミジはその殆どが黄色く色づいていて、赤く色付いているのは少なく、この程度に紅いだけでも目立ちます。
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キノコを見付けるには森の中、木立の中へ足を踏み入れなくてはなりません。
でも、闇雲に入り込んでも見つからないし、ろくに歩き回ることもできないのです。
要領のひとつ、杣道を歩いていて、こんな立ち枯れた樹があったら分け入ります。
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しかし、ここは豪雪地帯、想像を絶する積雪量なので、樹木は、ことごとく雪で押しつぶされて倒れ、横倒し状態で交錯しています。
普通に歩くことなどできません。
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スパイク付きの地下足袋を履いていても、たまにコケたりします。
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ただ、歩くのに難渋するほどの薮の中は熊も歩かないので安心ではあります。




しゃがみこんで視線を低く見通せば、苔生した倒木にキノコが見えます。
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ヌルヌルテカテカ、大きく育ったナメコがありました。
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そして、緑に苔生した倒木の影に、何やら白いものが見えました。
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回り込んで確認すると、なんとヤマブシタケではありませんか。
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かねがね、いつの日か出会いたいものだが無理だろうなあと思っていたキノコのひとつです。
まさかヤマブシタケに会えるとはなんとラッキーでしょう。

そういえば、6日と7日の雪国津南町の天気予報はいずれも90%の雨予報でしたが、6日午後はほんのパラリで7日に至ってはこの時季の新潟としては珍しいほどの青空が広がるラッキーな上天気でした。


ヤマブシタケは、時代劇に登場する山伏が胸に掛けた袈裟に付いている梵天というボンボンみたいな飾りに似ているということで山伏茸(ヤマブシタケ)だそうですが、「ウサギタケ」「ハリセンボン」「シシガシラ」の別名や地方名もあるそうです。

大きなものは20㎝を超えるものもあるらしいヤマブシタケですが、見つけたのは10㎝程度の大きさで、神々しい程の白さ、不思議な姿でした。
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ひとしきり同行の友人と写真を写した後、ぶら下がっている軸をナイフで切り採取。
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見た目もさることながら、こんな重量感を持ったキノコは初めて。
水分を良く吸うということで「ジョウコタケ(上戸茸)」とも呼ばれるようですが、成程、海綿みたいに水分を多量に含んでズッシリでした。
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柔らかなふさふさ感は動物の毛並みのような感触。
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ヤマブシタケは、中華料理で、なまこ、フカヒレ、熊の掌とともに四大山海の珍味のひとつとされています。

数少ないサンゴハリタケの仲間の食用キノコですが、最近は人工栽培が盛んになって一般食品としてもスーパーなどでも販売されています。

しかし、野生のヤマブシタケは単なる食材としてではなく、どうやら認知症や腫瘍に対する薬効があるそうです。

ヤマブシタケに含まれる成分の「ヘリセノン」は、脳の若さを保ち、学習能力、記憶力を高めるとの研究結果があり、認知症の特効薬として注目されています。

また、体の免疫力を高め、がんを抑制する作用が知られている「β-D-グルカン」という成分も豊富で、「アガリクスを超えるキノコ」とも言われているようです。



持ち帰ったヤマブシタケは、水気を一旦抜き、水で戻してから薄切りにし、澄まし汁で頂きました。
海鮮類の触感を想起しましたが、特にヤマブシタケ自体の味や香り、クセなどはありませんでした。
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これで健忘症が改善されるかな。




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この記事へのコメント

2019年11月10日 17:35
こんにちは!
ヤマブシタケ、名前も初めて聞きます。倒木のある歩きにくい山へ入らないと見られないキノコですか。動物の毛並みのふさふさ感のあるキノコ綺麗ですね。高級キノコなんですね。
味はくせがないようですが、認知症の特効薬とは良いですね。
彩雲
2019年11月10日 18:04
eko さま

こんにちは (●^o^●)

思いがけず見つけちゃいました。
実物も、とても面白い不思議なキノコでした。
調理次第で美味しくだべられそうですが、素人には難しそうです。
薬効が凄くて驚きました。
2019年11月10日 21:35
キノコ狩りは知識が無いと出来ませんねぇ。
私なんかキノコ類は大好きなんですが、知識が全く無いもんで。
"ヤマブシタケ" 初めてです。人工モノがスーパーにもでてますか?。
野生のものにくらべて人工モノは、薬効が落ちるんでしょうか?。
彩雲
2019年11月10日 23:02
y&m さま

こんばんは (=^・^=)

今回のキノコ狩りの対象は新潟でみられる倒木や枯れ木に生える判別できるキノコだけなので5種類程度でした。
曖昧なキノコは写真だけに徹し、手は出しません。

私の知識は浅薄です。

それよりも、出会ったひとつのキノコを通じて多くのことを教えてもらえるのが無上の喜びです。

野生のヤマブシタケにもいくつかの種類があるようですし、人工栽培ものもあり、それらに全て同じ成分や薬効があるわけではないようです。