№550 晩夏の閉伊川、カンボクとイチイ実る、、。

岩魚を求めて釣り上がった閉伊川の渓流で、流れにせり出した枝に赤い実をたくさん着けていたカンボク。
てっきり、同じスイカズラ科のガマズミだろうと思ったのだけれど違った。
肝木だった。
1DSC00358.JPG

2DSC00355.JPG



紅い果実はそっくりだが、ガマズミとは葉姿が異なる。
3DSC00336.JPG



ガマズミは霜が降りる頃になると白い粉を吹いて甘くなる。
滋養があるのでマタギは好んで口にしたと伝わる。
釣り宿で振る舞ってくれた幾つもの果実酒の中で、ガマズミ酒は口当たりが良く、彩りも赤く美しかった。
4DSC00554.JPG



ガマズミそっくりの美味しそうに見える赤い実を着けるカンボクだが、野鳥も1粒か2粒以上食べないらしく、霜枯れしても枝に残っているそうだ。
カンボクの実は、不味くて食用には適さないとも、有毒ともいわれているが、珍しくこれは口にしなかったのでどうなのか分からない。
この先も味見は躊躇いそうだ。
カンボクの花は、初夏にオオカメノキやヤブデマリに似た白い装飾花を着けるそうなので、来年は見てみたい。
葉先が3裂しているので容易に見分けられそうだし。
5DSC00335.JPG

6DSC00356.JPG

7DSC00357.JPG






釣り宿近くを散歩中に見かけたイチイ。
日本中で庭木や垣根に利用されている常緑針葉樹だが、最高の樹木なので「一位」の名があるそうだ。
多くの別名を持ち、北海道ではオンコと呼ばれ、芦別市の黄金水松は樹齢2000年近い巨木らしい。
8DSC00272.JPG



これほどの見事な実生りを見たのは初めてだったので思わずレンズを向けた。
9DSC00264.JPG

10DSC00263.JPG



低い枝の実に触れたら、透き通るほどに完熟していた真っ赤な実がパラパラと零れ落ちた。
掌に落ちた実を口に含むと噛むまでもなくほの甘い果汁が口中に広がり、幼い日に保育園の庭で頬張ったイチイの味が思い出とともに蘇った。
が、記憶ほどの甘さではなく、好んで食べるほどの味でもなかった。
想い出とは、そんなものだ。

中の固い種は有毒なので、噛み砕いたり飲み下したりしてはいけない。
11DSC00270.JPG





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2019年09月21日 14:33
こんにちは。

赤い実は食べれるものと食べれないものがあるのですね。
知識が無ければ口にしないに限りますね。

子供の頃感じた味は大人になると大したことないのは多いですね。

2019年09月21日 17:31
こんにちは!
カンボクの実はガマズミの実とそっくりですね。美味しい実とまずい実、赤くて美味しそうでも色々ですね。
イチイの赤い実もびっしり生っていますね。小さい頃食べられましたか。私は経験がありません。中の種は有毒なんですね。
知らない実はむやみに口に入れない方が良さそうですね。
彩雲
2019年09月21日 18:38
Angela さま

(=^・^=)

どちらの赤い実も美味しそうでした。
カンボクは知らずに果実酒にしようかと思ったほどで、むやみな採取は慎みたいと思います。

記憶の曖昧さは痛感していますが、味や香りも自信が無くなります。
彩雲
2019年09月21日 18:48
eko さま

(*^_^*)

ガマズミは何種類もあるので、葉っぱが違う種類かと思いました。
不味いだけで毒ではないのでしょうが、果実酒にしなくて良かったです。

これまでイチイの実がこれほどびっしり生っているのは見たことが無く、しばし仰ぎ見て観とれたものです。