№560 マスタケ、、。

11月6日から7日、毎年恒例となっているキノコ狩りに出掛けました。

そして、夏キノコとも言えるマスタケに、秋深まった新潟県津南町の山で逢いました。
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サルノコシカケの仲間で、サーモンピンク色のものが多く、鱒の身肉に似ていることからマスタケ(鱒茸)の名がついたようです。
見付けたのは平均的なマスタケよりも少し色付きが淡い感じでした。
キノコは環境により姿や色合いにかなり変化があり、図鑑などでも別種と思われるほどの写真がマスタケとして載っていたりします。
類似種が多くあるので案外探し当てにくいようですが、見つけたこれはマスタケです。


マスタケは、いわゆる幼菌に近い成熟前の若く柔らかなものを食されてきましたが、近年、毒成分が確認されたとかで食用キノコから毒キノコに分類されるようになっています。
スギヒラタケなども昔から食用にしてきましたが、体質などにより中毒を起こす事例報告があったらしく、今は毒キノコに分類されています。

なお、これがスギヒラタケです。
杉の倒木に生えていましたが、真っ白で透き通るほどに美しかった。
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キノコは正しい食べ方をしなくてはなりません。

スーパーなどで普通に売られているシイタケでさえ、良く焼けていない半生状態で食べたり、たくさん食べると下痢や嘔吐の中毒症状を起こします。
また、クリタケなどは生で食べるとやはり中毒症状が出ます。

まるで別種に見える同一種があったりする一方で、同じに思える別種があるので注意する必要があり、経験や判断能力が試されます。


マスタケを初めて食べたのは、かれこれ20年以上も昔のことです。
夏の渓流釣りで宿泊した南会津にある馴染みの民宿で、てんぷらで出してくれました。
てんぷら料理というものは、おいしい食材を生かすものとそうでないものとがありマスタケのてんぷらは明らかに後者だろうとの先入観で箸をつけましたが、どこかに肉のような味わいがある舌ざわりが絶妙で、美味しく頂いた記憶が残っています。
因みに、マスタケの英語名を日本語に訳すと「森の鶏肉」です。
まだ本格的なキノコのシーズン前に山の料理として振る舞われる珍しい部類のマスタケも、発生間がないくらいの柔らかい幼菌であれば、てんぷらとしてもバター炒めにしても文句のつけようがない上等なキノコですが、サルノコシカケのようになり始めた以降のいわゆる成菌ではそんな一級品の食味も失せてしまいます。

毒性1にランクされているようですし、お奨めはしません。




そんなマスタケが、立ち枯れたナラの高木の傍らに添うようにして朽ち果てかけた小さな枯れ木に生えていました、
遅い時季に地上20~30㎝の低い位置に発生したのは、今年の夏の降水量の少なさを物語っているようでした。
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傘の上側。
大きさは掌サイズでした。
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傘の裏側。
多孔菌の仲間で、管孔は小さい。
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これは、バター炒めにはやや遅すぎ、てんぷらに最適な状態でした。
が、持ち帰りませんでした。



次回は、ヤマブシタケの予定です。




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