№528 梅雨時季の閉伊川釣行、、。
岩手県まで遠征し6月9日に渓流釣りを終日楽しんできました。
閉伊川水系の山女魚と岩魚。
今回のメンバーは、かねてから同行を申し入れられていた後輩とその友人のトリオ。
宿はこの数年いつもお世話になっている心底お気に入りの釣り宿。
女将さんはどうやら料理も趣味らしく、塩引き鮭は30年以上もの昔から手作りしているそうだし、川魚料理や多くの種類の山菜料理まで、ありきたりの調理ではなくて全くのオリジナル料理が楽しめます。
山菜がたくさん出るころに来たかったなあと毎年のように思うのですが、料理で満足するのです。
更に、地元産の減農薬米だというご飯は美味しいので、つい食べ過ぎてしまいます。
宿のご主人は、相変わらず
“客は来なくていい“
と言い放ち、宣伝はおろか、こんなブログにも宿の場所や名前を載せることを断じて嫌います。
でも、私は、そんなご主人の本心を知っています。
清潔で近代設備の整った居心地の良い宿ですが、3部屋、5人限定の釣り宿です。
シーズンになると宿泊希望者が重なることになり、客が増えたら常連客に迷惑をかけることになると考えているのです。
ありがたい限りです。
入渓は、山女魚と岩魚が思う存分釣れる閉伊川のとある支流。
どの川が、どこが良く釣れるかなどというのは愚問。
どこででも釣れます。
入梅してしまったので、行き帰りの土曜日と月曜日は雨の東北自動車道走行となりましたが、日曜日は好天の釣り日和に恵まれました。
因みに、山女魚や岩魚は雑魚に分類されていて、日釣券の値段は1,000円です。
渓流釣り師にとって、山女魚や岩魚が雑魚と呼ばれるのは、ちょっと残念。
漁協の活動も盛んで、放流量も多くて驚くほど釣れるのに、すこぶる安い。
戯言はこのくらいにして、釣りの合間に写した渓や魚などの画像を。
宿近くの釣り場下流部。
民家の庭先を彩っていた道端の花。
道路下の流れを覗き込んでみたら、川岸の岩に自生する花が水辺を彩っていました。
立木に絡み付いて群れ咲く白い花はツルアジサイでしょうか。
至る所に生えているミツバですが、好物なので見つけると、つい、千切ってはその香りを楽しみます。
林床には紅、桃、白のクリンソウ。
流れが近い草地に生えたノビネチドリは、ピンクの小花が終わろうとしていました。
今年はクマが多いと聞きましたが、釣り場に入ると「熊注意」の張り紙がありました。
腰の「熊撃退スプレー」は、まだ使ったことがありません。
傍らの土手には踏み痕も真新しい獣道がクッキリ。
いかにもヤマメが潜んでいそうな流れのある深み。
水は澄んでいても泳ぐ魚の姿を見ることは殆どありません。
餌釣りではポイントまでの距離がせいぜい5~6mなので、魚が見えるようでは魚からも釣り人が見えてしまい、釣果は上がりません。
餌のミミズを針にチョン掛けして振り込み、流れに乗せるとすぐに目印が止まり、軽く合わせるとパーマークのクッキリした綺麗なヤマメが釣れました。
その後、目印が走るチビ独特の当たりが続いたり釣れてしまったりしたので、オモリを大きくして白泡の立つ流れの底を流したら良型が釣れ始めました。
同行の釣友も次々と岩魚を釣り上げて嬉しそうです。
案内役冥利に尽きる思い。
そんな釣りの光景にカメラを向けていた時のことです。
視界の端の岩場で、茶色い物が動きました。
5~6m先の斜面の岩の上から竿を垂れる連れを見下ろしていたのは、アナグマでした。
釣りに夢中の連れに向かって
“アナグマだよー!”
と大声を出したら、岩の上をノソノソと歩いて、折り重なった岩の中へと入って行きましたが、ひょうきんにも再び顔を出しました。
連れは目と鼻の先のアナグマと視線が合ったみたいでした。
その時、やっと写したアナグマの姿ですが、ちょっと残念。
私も、竿を出して釣りを堪能しました。
釣れ上がってきた岩魚です。
背中に虫食い状の斑点がある黒っぽい緑色の岩魚。
放流魚も混じり、ニッコウ系や白斑点模様のものなども見られますが、概して魚体に比べて頭が小さく肥えていることからも、餌が豊富なことが良くわかります。
腹を鮮やかなオレンジ色に染めた居着きの岩魚も釣れ、その美しさに思わず見入ります。
魚影は濃く、良型も混じって満足。
現地の師匠からは、仕掛けはオモリ無しの通しで1尋(ひとひろ)、餌は川虫、と今回も熱くレクチャーを受けました。
でも、狙った流れの底のポイントで釣りたいので2Bのオモリを付け、今回の餌はミミズにしました。
結果、写真や動画を撮影しながらも、多くの渓流魚と対面することができました。
閉伊川水系の山女魚と岩魚。
今回のメンバーは、かねてから同行を申し入れられていた後輩とその友人のトリオ。
宿はこの数年いつもお世話になっている心底お気に入りの釣り宿。
女将さんはどうやら料理も趣味らしく、塩引き鮭は30年以上もの昔から手作りしているそうだし、川魚料理や多くの種類の山菜料理まで、ありきたりの調理ではなくて全くのオリジナル料理が楽しめます。
山菜がたくさん出るころに来たかったなあと毎年のように思うのですが、料理で満足するのです。
更に、地元産の減農薬米だというご飯は美味しいので、つい食べ過ぎてしまいます。
宿のご主人は、相変わらず
“客は来なくていい“
と言い放ち、宣伝はおろか、こんなブログにも宿の場所や名前を載せることを断じて嫌います。
でも、私は、そんなご主人の本心を知っています。
清潔で近代設備の整った居心地の良い宿ですが、3部屋、5人限定の釣り宿です。
シーズンになると宿泊希望者が重なることになり、客が増えたら常連客に迷惑をかけることになると考えているのです。
ありがたい限りです。
入渓は、山女魚と岩魚が思う存分釣れる閉伊川のとある支流。
どの川が、どこが良く釣れるかなどというのは愚問。
どこででも釣れます。
入梅してしまったので、行き帰りの土曜日と月曜日は雨の東北自動車道走行となりましたが、日曜日は好天の釣り日和に恵まれました。
因みに、山女魚や岩魚は雑魚に分類されていて、日釣券の値段は1,000円です。
渓流釣り師にとって、山女魚や岩魚が雑魚と呼ばれるのは、ちょっと残念。
漁協の活動も盛んで、放流量も多くて驚くほど釣れるのに、すこぶる安い。
戯言はこのくらいにして、釣りの合間に写した渓や魚などの画像を。
宿近くの釣り場下流部。
民家の庭先を彩っていた道端の花。
道路下の流れを覗き込んでみたら、川岸の岩に自生する花が水辺を彩っていました。
立木に絡み付いて群れ咲く白い花はツルアジサイでしょうか。
至る所に生えているミツバですが、好物なので見つけると、つい、千切ってはその香りを楽しみます。
林床には紅、桃、白のクリンソウ。
流れが近い草地に生えたノビネチドリは、ピンクの小花が終わろうとしていました。
今年はクマが多いと聞きましたが、釣り場に入ると「熊注意」の張り紙がありました。
腰の「熊撃退スプレー」は、まだ使ったことがありません。
傍らの土手には踏み痕も真新しい獣道がクッキリ。
いかにもヤマメが潜んでいそうな流れのある深み。
水は澄んでいても泳ぐ魚の姿を見ることは殆どありません。
餌釣りではポイントまでの距離がせいぜい5~6mなので、魚が見えるようでは魚からも釣り人が見えてしまい、釣果は上がりません。
餌のミミズを針にチョン掛けして振り込み、流れに乗せるとすぐに目印が止まり、軽く合わせるとパーマークのクッキリした綺麗なヤマメが釣れました。
その後、目印が走るチビ独特の当たりが続いたり釣れてしまったりしたので、オモリを大きくして白泡の立つ流れの底を流したら良型が釣れ始めました。
同行の釣友も次々と岩魚を釣り上げて嬉しそうです。
案内役冥利に尽きる思い。
そんな釣りの光景にカメラを向けていた時のことです。
視界の端の岩場で、茶色い物が動きました。
5~6m先の斜面の岩の上から竿を垂れる連れを見下ろしていたのは、アナグマでした。
釣りに夢中の連れに向かって
“アナグマだよー!”
と大声を出したら、岩の上をノソノソと歩いて、折り重なった岩の中へと入って行きましたが、ひょうきんにも再び顔を出しました。
連れは目と鼻の先のアナグマと視線が合ったみたいでした。
その時、やっと写したアナグマの姿ですが、ちょっと残念。
私も、竿を出して釣りを堪能しました。
釣れ上がってきた岩魚です。
背中に虫食い状の斑点がある黒っぽい緑色の岩魚。
放流魚も混じり、ニッコウ系や白斑点模様のものなども見られますが、概して魚体に比べて頭が小さく肥えていることからも、餌が豊富なことが良くわかります。
腹を鮮やかなオレンジ色に染めた居着きの岩魚も釣れ、その美しさに思わず見入ります。
魚影は濃く、良型も混じって満足。
現地の師匠からは、仕掛けはオモリ無しの通しで1尋(ひとひろ)、餌は川虫、と今回も熱くレクチャーを受けました。
でも、狙った流れの底のポイントで釣りたいので2Bのオモリを付け、今回の餌はミミズにしました。
結果、写真や動画を撮影しながらも、多くの渓流魚と対面することができました。
この記事へのコメント
釣り宿の、深夜まで熱く語ってくれたご主人と、期待以上の山菜と川魚の珍味を、ご馳走してくださった奥様に感謝です。
お昼の、奥様手作りのおにぎりと、カップラーメンの味は、最高でした!(笑)
また機会があったら、是非誘ってください。
お疲れさまでした。
満喫できたようで何よりです。
このところ、あっという間に1年が過ぎるのを如実に感じます。釣りを楽しむのも、ご馳走を美味しく頂くのも、働けるのも、健康であってこそのことですね。
こんにちは♪
コメントありがとうございます。
初めて見たときタヌキかと思ったアナグマですが、野生動物のわりに人馴れしているかのような、ユーモラスな動きが可愛らしかったです。
もっと良く写したかったのに残念な画像でした。
アナグマを撮ったシャッターチャンスは見事でした!
ノビネチドリも見つけて!今回も良い旅でしたね。
おはようございます♪
相変わらずの早寝でごめんなさい🙇
自然の宝庫を堪能、釣りも満足できました。
連れの釣り姿を撮影中に遭遇したので、カメラを向けるだけだったのですが、アナグマだ、アナグマだと喜んでしまい撮影が二の次になってしまいました。
一瞬のシャッターチャンスをものにできないから残念な画像しか得られません。