№394 姫川の小渓、岩魚と丸葉冬苺と山葡萄♪♪♪
今シーズンの締め括りとして、毎年訪れている姫川支流の渓流で岩魚に遊んでもらいました。
岩魚の姿は、渓によって異なることが多いものです。
ニッコウイワナだとかアメマス系岩魚だとかヤマトイワナだとか見た目の特徴で呼んだりしますが、その多くは放流魚です。
這ってでも遡上するイワナですが、源頭放流までも行なわれて魚止めの上流にも放流魚が生息しています。
それでも、放流や遡上が不可能だったり、見向きもされなかったような一部の源流帯の岩魚に限っては独特の姿を今に伝えています。
イワナは氷河期の生き残りとして水の冷たい源流部へと遡上して命を繋いできた魚ですが、古い文献に著されているように、元々海底だった場所が隆起した秩父山系などの渓流にはイワナが全く棲息していなかったようです。そのため職漁師は種魚を徐々に荒川の支流へ、源流へと運び上げて繁殖させ、旅館からの注文に応えたとのことです。
この沢では色白の岩魚が多く釣れますが、特段、砂や石が白いということもありません。
脇腹のパーマークはくっきり明瞭で、山女魚かと見紛う個体も多いこの沢の岩魚です。
そして、細っそりとした、いかにもスマートな体形です。
メタボ岩魚は居ません。羨ましい限りです。
特に尾ひれが大きく発達しています。
豪雪地帯なので雪代が酷く、落差のある源流を生き延びるにはヒレが大きくなくてはならないのでしょう。
何でも食べる悪食の岩魚ですが、この沢は餌が少ないのかもしれません。
釣りもさることながら取り巻く自然は魅力的で、写真を撮ったり、山菜やキノコを採ったりと、欲深い行動をとります。
渓へと続く山道は草木に覆われていて、ある程度の藪こぎは余儀なくされました。
釣りを楽しんで車へと戻る途中、山道筋の暗い林床に真っ赤なルビーがありました。
マルバフユイチゴ(コバノフユイチゴ)の実です。
小葉の冬苺が正式名称らしいのですが、実体に即した名前で呼びます。
実物を見たのは初めてですが、しばし見惚れました。
見た目は、まるっきり赤い実の木苺と同じです。
常緑だという濃緑色の直径5センチ足らずのまーるい葉を3枚ほど着けた小さな木に、赤い実を一つだけ着けた姿はなかなかのものです。
匍匐枝で繁殖してコロニーを形作っており、初夏の白い花が咲く姿も見たいものです。
同行の友人に得体が知れないからと止められても構わず口に入れた実の味ですが、木苺と比べると甘みは薄く種が大きい感じで、見るべきもので食べるほどではないことが分かりました。
山道に覆いかぶさっっているヤマブドウの下をかがむようにしてくぐりながら見上げると、紫に熟した房がぶら下がっており、良く見れば20房ほどもあります。
北海道や東北では珍しくもないそうですが、ヤマブドウは雌雄異株でもあり、関東近県の山では、木はどこでも見掛けるものの房を付けた木は少なく、1本の背の低い蔓にこれほどの数を実らせているのを見たことはありません。
山道を歩きながら熊の気配に注意していましたが、一気に気楽になりました。
ヤマブドウの実は熊の大好物ですが、ジュースを作ろうかと横取りしてきました。
熟したヤマブドウの実がこれほどあるということは、熊の生息域から外れている証左です。
途中のぬかるみには、鹿の足跡が幾つも見られましたが、熊の心配が無くなり、安心して歩くことができました。
岩魚の姿は、渓によって異なることが多いものです。
ニッコウイワナだとかアメマス系岩魚だとかヤマトイワナだとか見た目の特徴で呼んだりしますが、その多くは放流魚です。
這ってでも遡上するイワナですが、源頭放流までも行なわれて魚止めの上流にも放流魚が生息しています。
それでも、放流や遡上が不可能だったり、見向きもされなかったような一部の源流帯の岩魚に限っては独特の姿を今に伝えています。
イワナは氷河期の生き残りとして水の冷たい源流部へと遡上して命を繋いできた魚ですが、古い文献に著されているように、元々海底だった場所が隆起した秩父山系などの渓流にはイワナが全く棲息していなかったようです。そのため職漁師は種魚を徐々に荒川の支流へ、源流へと運び上げて繁殖させ、旅館からの注文に応えたとのことです。
この沢では色白の岩魚が多く釣れますが、特段、砂や石が白いということもありません。
脇腹のパーマークはくっきり明瞭で、山女魚かと見紛う個体も多いこの沢の岩魚です。
そして、細っそりとした、いかにもスマートな体形です。
メタボ岩魚は居ません。羨ましい限りです。
特に尾ひれが大きく発達しています。
豪雪地帯なので雪代が酷く、落差のある源流を生き延びるにはヒレが大きくなくてはならないのでしょう。
何でも食べる悪食の岩魚ですが、この沢は餌が少ないのかもしれません。
釣りもさることながら取り巻く自然は魅力的で、写真を撮ったり、山菜やキノコを採ったりと、欲深い行動をとります。
渓へと続く山道は草木に覆われていて、ある程度の藪こぎは余儀なくされました。
釣りを楽しんで車へと戻る途中、山道筋の暗い林床に真っ赤なルビーがありました。
マルバフユイチゴ(コバノフユイチゴ)の実です。
小葉の冬苺が正式名称らしいのですが、実体に即した名前で呼びます。
実物を見たのは初めてですが、しばし見惚れました。
見た目は、まるっきり赤い実の木苺と同じです。
常緑だという濃緑色の直径5センチ足らずのまーるい葉を3枚ほど着けた小さな木に、赤い実を一つだけ着けた姿はなかなかのものです。
匍匐枝で繁殖してコロニーを形作っており、初夏の白い花が咲く姿も見たいものです。
同行の友人に得体が知れないからと止められても構わず口に入れた実の味ですが、木苺と比べると甘みは薄く種が大きい感じで、見るべきもので食べるほどではないことが分かりました。
山道に覆いかぶさっっているヤマブドウの下をかがむようにしてくぐりながら見上げると、紫に熟した房がぶら下がっており、良く見れば20房ほどもあります。
北海道や東北では珍しくもないそうですが、ヤマブドウは雌雄異株でもあり、関東近県の山では、木はどこでも見掛けるものの房を付けた木は少なく、1本の背の低い蔓にこれほどの数を実らせているのを見たことはありません。
山道を歩きながら熊の気配に注意していましたが、一気に気楽になりました。
ヤマブドウの実は熊の大好物ですが、ジュースを作ろうかと横取りしてきました。
熟したヤマブドウの実がこれほどあるということは、熊の生息域から外れている証左です。
途中のぬかるみには、鹿の足跡が幾つも見られましたが、熊の心配が無くなり、安心して歩くことができました。
この記事へのコメント
収穫量を見るとワインにするには難しそう…
果実酒にするのが良いような感じですね~♪
他人事ながら期待してしまいます。。。
こんばんわ♪
山葡萄液ができたら失敗作でも賞味してくださいね。
ヤマブドウは天ぷらは食べましたが果実は生食以外初めてなんです。
久しぶりの3連休で昨日、今日は、庭木の剪定や孫の世話などで潰れそうです。が、明日は渓流最後の日ですから、新潟へ遠征しようと思います。
姫川のイワナは、秩父の天然イワナと比べると、やや青みがかった体色でスマートですね!
入渓は、新潟か長野のどちらからなのでしょうか?
どこへ行っても、今年は良い釣りができて良かったですね!!
(。・_・。)ノ
シーズンも明日で終わりですね。
糸魚川のイワナは骨太でスマートでした。
体力も衰えたため大型には縁がありませんし、甘っちょろい渓ばかりですが、温泉や蕎麦や草花などを楽しんでいます